
って思ったあなたに向けてこの記事を書いています。結論、地名の「撫養」は「むや」と読みます。
ということでこの記事では難読地名の一つ、「撫養」にスポットを当てて話を進めています。読み方のほか、この地名の意味・由来・語源だったりも気になってきたという方もいらっしゃると思いますのでそのあたりも記載しております。合わせてご確認くださいませ。
撫養の読み方は?由来・意味・語源も確認。[難読地名]
撫養の地名の読み方は?→「むや」です。

- 「撫養」の読み方:むや
- 撫養の場所:徳島県鳴門市撫養町
むやって響きが可愛くて、この地名を初めて知った時はちょっと嬉しかった。むやむや・・。

こういう時は言葉を分解してみましょう。
「撫」の読みは「ぶ」「ふ」「なでる」。
「養」の読みは「よう」「やしなう」。

・・・・・・せやな。
まあその辺りついてはちょっと撫養の語源の話で詳しく説明させてもらおうと思います。
撫養の地名の意味・由来・語源は?
- 撫養(むや)の由来・語源:
・港に船をつなぐ意の「もやい」の転訛とする説が有力であるが、南海道の水駅として設けられた室屋の転訛とする説もある。
引用元:角川日本地名大辞典[徳島県]より。
今回は角川日本地名大辞典様から引用しておきました。で、撫養の由来はいくつか説があるとのことでした。
そのうちの一つ、「もやい」について。もやいは「舫い」と書きます。舫いは船と船をつなぎ合わせたり港に停泊させたりする行為を意味しており、以前くるりんでもとりあげました。ちなみに撫養周辺の地図はこちら。海沿いの町で海運業で栄えたそうです。
港町ですね。

ですね!一見「撫養」という漢字からは土地の雰囲気は伝わりませんが、語源を辿れば「舫う」→船・港→海の町と把握する事ができますね。
一方で「撫」はなでる、「養」は養う、育てるという意味がありますがものすごく母性に満ちた地名にも感じました。

ね。ちなみにもう一つの説、南海道の水駅として設けられた室屋の転訛とする説ですがこちらは「室屋(むろや)」が「むや」という風に訛ったのではということですね。まあ確かに言われてみればわかる。

室屋は部屋だったり小屋だったりを想像すればいいと思います。まあ港駅の建物でしょう。
とまあ二つほど説を引用の上取り上げてみましたが、双方において共通していることといえば「海」に関係しているという点ですよね。地名をみればその土地柄を把握する事ができるとはよく言ったものだなあと。
*参考文献:角川日本地名大辞典
まとめ
撫養の読み方は?由来・意味・語源も確認。[難読地名]と題してお送りしてまいりました。
ということで、この記事のまとめはというと
- 「撫養」の読み方:むや
- 撫養(むや)の由来・意味・語源:
・港に船をつなぐ意の「もやい」の転訛説。
・南海道の水駅として設けられた室屋の転訛とする説。
引用元:角川日本地名大辞典[徳島県]より。
こんな感じになりました。
難読地名は日本全国にたくさんあります。今後もいろんな難読地名をとりあげていけたらと思っておりますのでもしよろしければお付き合いください。