
って思ったあなたに向けてこの記事を書いています。結論、「夏油」は「げとう」と読みます。
「うんうん、まああれだよね、夏は「げ」と読めるし、油は「とう」って・・・・・・・あれ?読めるんだっけ?????」って混乱しました、私個人は。
ということでこの記事では難読地名の一つ、「夏油」にスポットを当てて話を進めています。読み方のほか、この地名の意味・由来・語源だったりも気になってきたという方もいらっしゃると思いますのでそのあたりも記載しております。合わせてご確認くださいませ。
*夏油の意味に関してはあくまでも推測とさせていただいていますので予めご了承ください。
夏油の読み方は何?地名の由来・意味・語源も合わせて確認!
夏油の読み方は?→「げとう」です。

- 夏油の読み方:げとう
夏油といえば夏油高原スキー場だったり夏油高原温泉だよねと思い浮かべる方もいると思うんですけど、その方はたぶん東北県人。で、航空写真で見ればわかるように非常に険しい場所に位置していることがわかります。
夏油の地名の意味・由来・語源は?
- 夏油(げとう)の由来・語源:アイヌ語の「クッ・オ」か

そうなんです。ちなみに語源と思われる「クッ・オ」について分解してみるとこうなります。
「クッ」:岩崖
「オ」:ところ
参考元:
https://www.ff-ainu.or.jp/teach/files/ishikari_tango.pdf
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/hakubutukan/chimei_display/p000113.html
と言うことで、クッ・オは「岩崖があるところ」という意味になります。
地名はその場所の特徴を表すと言いますが、確かにまあ、岩崖がある場所にふさわしい、険しい場所です。っていうか険しいからスキー場があったりするんでしょうけど。
ちなみに「夏」がつく地名は全国に何箇所かありますけど、夏を「ゲ」と読む地名は夏油以外にありませんでした。アイヌ語が語源だからでしょうか。

諸説ありますが、個人的に有力かなと思う説があります。

そもそも読み方は「げとう」ですが、昔は「夏湯」と書いてげとうと読んだのではと言う説。夏油には温泉がありますが、その温泉が夏の日に、油のように湧く様がいつしか「夏油」という地名に転じさせたのではと言うもの。

あくまでも諸説あるうちのひとつの話なんですけどね。だけど辻褄が合います。
まとめ
夏油の読み方は何?地名の由来・意味・語源も合わせて確認!と題してお送りしてまいりました。
ということで、この記事のまとめはというと
- 夏油の読み方:げとう
- 夏油の地名の由来・語源:アイヌ語の「クッ・オ(岩崖のあるところ)」
- 夏油の意味:夏の日に見た温泉が、油のように湧き出る様を表したか
(夏湯と書いてたがその後夏油に転じた?)
こんな感じになりました。地名の由来や意味はどうしても推測の域を出ない場合がございます。何卒ご了承ください。
難読地名は日本全国にたくさんあります。今後もいろんな難読地名をとりあげていけたらと思っておりますのでもしよろしければお付き合いください。
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